MY TOWN  金沢/歴史・陶芸、工芸文化 

 金沢の略史と地域を代表する陶芸工芸品

歴史・陶芸、工芸文化

金沢市 市章
金沢 市章

前田家家紋 梅鉢
加賀藩家紋 梅鉢
歴史

私の創作活動の拠点金沢は、石川県のほぼ中央に位置しています。

金沢の地名の由来は、金沢市山科に住んでいた藤五郎と呼ばれる芋堀が沢で山芋を洗っていたところ砂金が出て、その沢の事を「金洗いの沢」と呼んだという伝説から来ているそうです。

左上は金沢市の市章
左下は加賀藩の前田家の梅鉢(うめばち)の紋章

金沢を有名にしたのは、やはり戦国武将、前田利家以降の繁栄からでしょう。
江戸時代には加賀藩の城下町として栄えました。肥沃な大地は農耕に適しており、また藩政の成功からその石高は江戸幕府を除けば、大名中最大で加賀百万石と呼ばれました。

加賀藩は、初代前田利家から文化事業の奨励しています。3代目利常と5代目綱紀は文化事業を積極的に奨励、保護した大名でした。
石川県の陶芸工芸文化はこれ以降発展して開花しいます。
加賀藩主は積極的に職人や技術者を京や大阪、江戸からも呼び寄せました。
焼き物や、織物、染色、漆器など陶芸工芸に関するすべてのものがこの金沢で開花しました。
特別名勝の兼六園は前田家の庭園として整備され、江戸時代にはひがし茶屋とにし茶屋作られました。
また、先の大戦で金沢は空襲を受けず、江戸時代の町屋がそのまま残されています。

金沢は2009年1月に国の「歴史都市」第1号に認定されています。
これらの文化遺産を後世に伝承する事も、私たちの責務です。

輪島塗
輪島塗

山中漆器
山中漆器

金沢漆器
金沢漆器

金箔
金箔

九谷焼
陶芸品 久谷焼

加賀友禅
加賀友禅

「写真提供:金沢市」
陶芸品、工芸品

石川県の陶芸工芸品は数多くあり、代表的な物だけでも以下のとおりです。

漆器
ジャパンと呼ばれる漆器は日本独自の工芸技法です。
石川県の気候風土、特に冬はこの漆器の乾燥にとって好条件とされています。

・輪島塗
 輪島で産出する「地の粉(珪藻土)」を漆に混ぜて重ねて塗することにより、非常に硬くて耐久性のある漆器。
 伝統的な技法
 木地に生漆を塗付した後、補強のための「布着せ」をすること。
 生漆に米のり及び「輪島地の粉」を混ぜ合わせたものを塗付しては研ぐことを繰り返すこと。

・山中漆器
 戦国時代後半、現在の山中温泉あたりに住み着いた職人による工芸品から始まる。
 轆轤を用いて削り出した木地を生かした実用的な漆器。

・金沢漆器
 加賀藩が名工である五十嵐道甫や清水九兵衛招聘して、指導させて発展した漆器。
 豪華な加賀蒔絵の装飾が施されて独特の漆工芸となりました。

金箔
・金箔
 金沢の金箔生産量は日本の98%を占ています。
 それは、高湿な気候が箔打ち作業に適しており、金沢、輪島、七尾といった金箔を大量に使用する漆器や仏壇の産地が近くにあったことが要因とされています。

焼き物
・九谷焼
 石川県九谷から産出される陶石を利用して江戸時代初期に始まった陶芸品。
 一旦その制作は途切れるが江戸末期に再興されました。その後、加賀藩の振興のもと各地に窯が作られて陶芸技術水準も向上しました。
 明治に入ると明治政府は陶芸品の輸出を奨励して、九谷焼は各国の博覧会に展示されました。
 「KUTANI」の名声が上がると輸出量も増えて、明治期の九谷焼生産量の80%は輸出用であした。

・大樋焼
 江戸時代初期、轆轤を使わずに手ひねりとヘラを用いて作られる茶碗などの陶芸品。
 専ら茶道用として利用されています。

織物
・加賀友禅
 草花模様を多く取り入れた絵画のような柄が特徴。
 加賀五彩(藍、臙脂、草、黄土、古代紫)と呼ばれる艶麗な色彩で知られ、特に紅色、紫、緑系統の色を多用しています。

・牛首紬
 白山の山麓白峰村(かつて牛首村と呼ばれていた)で発展した紬織物。
 釘が抜けるほど強い紬とされています。

・加賀繍
 金糸や銀糸など多種の絹の色糸を、巧みに用いて一針一針手で繍い上げて立体感のある模様や絵を浮かび上がらせる。
 かつては将軍や藩主の陣羽織などに施されました。

 その他、金箔や和紙、桐工芸など多くの美術陶芸品、工芸品が伝えられています。
 
 市民も伝統的にその保護と育成には積極的であり、様々なサポートを与えています。